ヒグマ保護管理

知床世界自然遺産の遺産地域を中心としたヒグマ個体群の保全と地域住民や利用者との軋轢の解消を目的として、遺産地域及び隣接する地域におけるヒグマ保護管理に係る統一的な基本方針を策定しました。本管理方針は、関係行政機関や地域関係団体等で合意・共有され、ともに力を合わせてヒグマと共存するための知恵を結集することをめざしています。

<策定主体>

釧路自然環境事務所、北海道森林管理局、北海道、斜里町、羅臼町

<目的>

遺産地域を中心としたヒグマ個体群の保全と地域住民や利用者との軋轢の解消

<管理の目標>

  • 斜里町・羅臼町内での計画期間内(5年間)における5歳以上のメスヒグマの人為的な死亡(狩猟、駆除、交通事故等を含む)を総数で30頭以下とする。
  • ヒグマによる人身被害及び餌付けなど人側の問題行動による危険事例の発生件数をゼロとする。
  • 農業・漁業などの産業への直接被害と、住宅地などにおける出没や被害を現状以下に減少させる。
  • 遺産地域においては、歩道やキャンプ場閉鎖等の発生件数を減少させると共に、現状以上に安全かつ安定的な自然体験の場を確保する。
  • 利用者や地域住民への普及啓発を推進し、ヒグマに関わる安全対策や、共存するための知識を現状以上に浸透させる。

<対象範囲>

知床半島を生息地とするヒグマの行動圏である斜里町、羅臼町、標津町の3町

<管理の方策>

対象地域を利用者や経済活動の多寡、住宅の有無などに基づき5つにゾーニングするとともに、出没個体の有害性によりヒグマの行動段階を4段階に規定し、それらに基づき適切な保護管理対策を実施する。

<実施期間>

5年を1期とし、5年毎に見直しを行う方針として運用する。

<検証>

17項目の調査研究、モニタリングを実施期間中に行い、その結果から方針に基づく保護管理対策の効果の検証を行う。


資料

 

PDFファイルをご覧いただくには、アプリケーション『Adobe Acrobat Reader(アドビアクロバットリーダー)』が必要です。右のアイコンをクリックし、無料配布されているアクロバットリーダーをダウンロードしてください。(注:接続回線の状況によっては時間がかかる場合があります)
Adobe Acrobat Reader(アドビアクロバットリーダー)をダウンロードする